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きむら けんたろう 木村賢太郎
1928年東京に生まれる。1952年東京芸術大学彫金科卒業。1955年第5回モダンアート展で新人賞受賞、今日の新人展(神奈川県立近代美術館)で大原美術館児島虎次郎記念賞受賞、60年第4回現代日本美術展優秀賞受賞。1965年第8回日本国際美術展最優秀賞受賞、67年第1回インド・トリエンナーレ展で金の楯グランプリ受賞、74年第5回中原悌二郎優秀賞受賞、76年長野市野外彫刻賞受賞。1955年のモダンアート展への木村の出品こそが、戦後日本の彫刻界における新しい世代の登場といってよいだろう。石彫による抽象形態は、当時の彫刻の世界にあってはたいへんに斬新なものであった。歴史を内包する石と現代を象徴する抽象形態のもつ生命感が融和した個性的な作風で、木村は新しい空間を演出したといえる。
カテゴリー:作家
新古典主義とは?【 美術用語 】 18世紀後半から19世紀初頭にかけてヨーロッパ中に広まった古典古代(ギリシヤ・ローマ)の復活を目指した美学上の運動や、建築、彫刻、工芸の各ジャンルにわたる美術の様式を指す。考古学的正確さへの強い感心と合理的美学に支えられた古代的モチーフの多用や、完成された表現を特徴とする。ヘルクラーネウムやポンペイの発堀、ギリシアや小アジアへの調査旅行によって、古代への関心が高まり、ヴィンケルマンが著した『ギリシア美術模倣論』などの美学上の影響によって、18世紀後半には支配的な傾向となった。代表的画家はラファエル・メングスだが、ラファエロ,コレッジオ,ティツィアーノや古代美術の作品に基づいて、グランド・マナー(大様式)と呼ばれる様式を生み出し、影響力を広げた。絵画の分野で最もすぐれた成果をみせたのはダヴィッドで、それをアングルが引き継いだ。新古典主義は、19世紀のアカデミズム芸術の基本原理として長く生き続けたが、同時に、遠い古代や異国に対する憧れと官能的なものへの傾斜により、ロマン主義芸術の先駆にもなった。 |
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