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愛の虹:ニューメキシコの山の牧場



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かりぐらふぃ

カリグラフィ

語源的には「美しく書く」という意味で、東洋でいう書にあたる。物さし、コンパス、定規などの補助手段を用いた「レタリング」と異なり、手書きであること本質とする。元来は紙や布に筆やペンで書くことで、碑などにのみで刻んで書くエピグラフィと区別されるが、碑文なども美しく書かれたものはカリグラフィに含められる。中国と日本において特に高度に発展し、書の線画が読解を離れて鑑賞されるに至り、独立した芸術ジャンルを形成する。またイスラム圏でも重視され、コーランの写本やミニアテュールに用いられている。ミロクレーポロックなど近代絵画のノン・フィギュラティーフ(非具象)の作家たちはカリグラフィーを作品に応用し、画面に漢字まがいの形象を散在させている例がある。


カテゴリー:美術用語
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パピエ・コレとは?【 美術用語 】

貼り紙のことで、装飾紙の切片を画面に貼付する技法。分析的キュビスムから総合的キュビスムに移行し始めた1911,12年頃、ピカソブラックが用い始めた。キュビスムが分析的段階に至って抽象的な線の要素に解体した画面に現実感と日常性を回復させるため、新聞紙、切符、模様紙、レッテル、さらに羽毛、砂、針金などを貼りつけ、新しい造形効果と物体感を導入した。20世紀絵画におけるオブジェの意識の形成過程にとって重要な契機をなした技法である。のちにダダシュルレアリスムコラージュに発展した。コラージュは、貼りつけることを意味し、マックス・エルンストをはじめとするシュルレアリスムの作家たちが1920年代からよく利用した。本来相応関係のない別々のさまざまな「もの」を、最初の目的とはまったく別のやり方で結びつけ、異様な美やユーモアやロマネスク的な領域を絵画に導入した。現実の多様性を画面にとり込むための有力な手段のひとつである。

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