ぐるぐるアートワード
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シェイクスピア方程式 尺には尺を



Shape



シェレ



シェーファー



塩川文麟



潮の間に



鹿狩りをするルイ14世



詩畫集 蟻のいる顔



「四季」



四季山水



四季山水図



四季の商人−版画集『パリのいくつかの側面』より



四季花籠図



鴫剛



シケイロス



四国の大地II



四国の天と地の間I



四国の天と地の間II



獅子図



獅子図


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ぐらっし

グラッシ


絵画技法の1つ。グレーズとも呼ぶ。すでに塗られている絵具あるいは地塗りの上に、透明な絵具を溶き油でうすめて薄く塗ること、あるいはこの薄い絵具の膜をさす。光はグラッシを通過して下層の絵具の表面から反射され、それによって特有の深みと輝きを生む。一般的には下層の絵具はグラッシよりも明るく、不透明顔料を含んでいるが、グラッシは透明顔料を用いる。グラッシを施した色は浮き出して見え、不透明顔料を含む色は後退して見える。この技法の歴史は古く、とくに中世においてはテンペラ画や水彩画の技法として用いられている。15世紀に入ると油彩画に応用されるようになり、以来19世紀にいたるまで油彩画は何層にも塗り重ねられた精緻な構造をもつ絵画技法として発展した。日本では俗に「おつゆ」と呼ぶ。


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006