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ぐらっし グラッシ
絵画技法の1つ。グレーズとも呼ぶ。すでに塗られている絵具あるいは地塗りの上に、透明な絵具を溶き油でうすめて薄く塗ること、あるいはこの薄い絵具の膜をさす。光はグラッシを通過して下層の絵具の表面から反射され、それによって特有の深みと輝きを生む。一般的には下層の絵具はグラッシよりも明るく、不透明顔料を含んでいるが、グラッシは透明顔料を用いる。グラッシを施した色は浮き出して見え、不透明顔料を含む色は後退して見える。この技法の歴史は古く、とくに中世においてはテンペラ画や水彩画の技法として用いられている。15世紀に入ると油彩画に応用されるようになり、以来19世紀にいたるまで油彩画は何層にも塗り重ねられた精緻な構造をもつ絵画技法として発展した。日本では俗に「おつゆ」と呼ぶ。
カテゴリー:美術用語
エステスとは?【 作家名 】 1932年アメリカに生まれる。1952−56年、シカゴ美術研究所で学ぶ。ニューヨーク市およびメイン州在住。エステスはフォトリアリズムの画家として世界的に知られているが、その都市風景は実際には複数の写真の組合せに基づいており、しかもこれに大きく変更が加えられることも多い。マンハッタン風景の数々はよく知られているが、ヨーロッパの都市、たとえばパリ、ヴェニス、バルセロナ、ローマ、ロンドン、フィレンツェなどを描いた大作もある。日本では東京や広島も取り上げている。(「アメリカン・リアリズム」図録 1992年) |
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