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しらかばは 白樺派
明治・大正期の日本文学の一派、あるいは雑誌『白樺』に参加して活躍した文学者、美術家の総称。『白樺』は学習院の同窓生である武者小路実篤、志賀直哉、里見淳、児島喜久雄、柳宗悦らの3つの文学グループが合併し、有馬武郎、有馬生馬らが合流して、1910年4月創刊、自我の尊重を主張して文学界に新風を送り込んだ。この雑誌は文学雑誌であるが毎号ルネッサンスから後期印象派にいたる広範な美術作品の図版を掲載し、数次にわたる美術展覧会を開催するなどヨーロッパ美術の紹介に力を注いだ。特に後期印象派の日本への移植は『白樺』の精力的な紹介をぬきにしては考えられず、やがてフュウザン会をはじめとする新しい絵画を生みだした。1923年関東大震災を契機に廃刊した。
カテゴリー:美術用語
フェアフィールド・ポーターとは?【 作家名 】 1907年アメリカに生まれる。1928年、ハーヴァード大学卒業。ニューヨークのアート・ステューデンツ・リーグ、パーソンズ・スクール・オブ・デザインなどに学ぶ。ポーターは現代アメリカ絵画において希有な影響力をもつ画家=批評家だった。彼はデ・クーニングについて書いた最初の画家であり、デ・クーニングの作品をごく初期から集めたコレクターの一人でもあった。ポーターの、じかに対象を見ながら描いた静物画、室内画、肖像画、風景画はアメリカン・リアリズムの重要作品に数えられる。彼のロング・アイランドの自宅は当時の画家や詩人、知識人のたまり場だった。彼の評論集『フェアフィールド・ポーター−内側からみた美術』は現代の芸術と具象絵画について書かれた本として重要な一冊である。(「アメリカン・リアリズム」図録 1992年) |
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