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しらかばは 白樺派
明治・大正期の日本文学の一派、あるいは雑誌『白樺』に参加して活躍した文学者、美術家の総称。『白樺』は学習院の同窓生である武者小路実篤、志賀直哉、里見淳、児島喜久雄、柳宗悦らの3つの文学グループが合併し、有馬武郎、有馬生馬らが合流して、1910年4月創刊、自我の尊重を主張して文学界に新風を送り込んだ。この雑誌は文学雑誌であるが毎号ルネッサンスから後期印象派にいたる広範な美術作品の図版を掲載し、数次にわたる美術展覧会を開催するなどヨーロッパ美術の紹介に力を注いだ。特に後期印象派の日本への移植は『白樺』の精力的な紹介をぬきにしては考えられず、やがてフュウザン会をはじめとする新しい絵画を生みだした。1923年関東大震災を契機に廃刊した。
カテゴリー:美術用語
水彩画とは?【 美術用語 】 広義には、水溶性の展色剤で練った顔料を使って制作された絵画をさす。古代エジプトのパピルス画、東洋画の紙本・絹本の類、中世ヨーロッパの彩色写本の挿絵など古くから世界各地で広く利用されてきた。狭義には顔料とアラビアゴムを練り合わせた絵具(水彩絵具という)で描いたものをいい、より狭義には、水彩絵具を透明水彩絵具と白色顔料を加えた不透明水彩絵具(グワッシュ)に分け、前者のみを指す。透明水彩は特に精選した微粉の顔料を用い粘り気が少なくなるように練ってある。水彩絵具の特性は透明なことで明るい色を表現する場合は、水で薄めるだけで、薄い絵具の層を通して画用紙その他の支持体面から光が多く反射して明るく見える。不透明水彩の場合は白を加える。単色で仕上げる水性絵具としては、茶色のビスタや、いかの墨から作る焦げ茶色のセピアを使ったものがよく知られている。18世紀から19世紀初頭のイギリスで大きな発達をとげ、特にターナーは油絵に劣らない色の明るさと鮮かさを表現する水彩技法を作り上げた。 |
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