ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


石鹸の道d)行為の断片”標的”



石鹸「モンサヴォン」(ジャン・カルリュと共作)



石膏のトルソと花



雪舟坐像



雪中孤鹿、雨中曳牛



雪中芭蕉図



雪後



背中を見せた女



せのひくいおれんじはまんなかあたり



蝉丸



セリュジェ



『セルフポートレート』



セルフポートレート



千秋万歳図



センストレム



「宣誓」に着手した時の3つの手の習作



板を支える両手、3パターンの下向きの手、2つのその他の手の習作



「宣誓」の為の2つの手の習作、前腕を持ち上げている人物の右側部分、4つの足の習作



センターピース



センターピース、あるいは燭台


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●もくじのさくいん

    

    

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 作家(1701)

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そふと ぐらうんど えっちんぐ

ソフト・グラウンド・エッチング


版画技法用語。この技法の特色は、テクスチャーを表現しうることにある。18世紀末に発明された当時は、クレヨンや鉛筆の線を模倣するために用いられた。伝統的な方法は銅のプレートの表面全体を蝋を含んだ樹脂による耐酸性防蝕剤を塗る。これはふつうのエッチングのグラウンド(防蝕層)に似ているが、はるかに軟らかく、何かが押しつけられればそれに付着する程度の粘り気を持つものである。このグラウンドに紙をのせ、その上から描画を行うと、グラウンドが紙の裏に付着し、紙をめくれば線の真下の部分の防蝕層は一緒にはがれる。そのプレートを酸につけると線描の部分のみが腐蝕され版が出来る。最後にこれを洗浄し、インクを擦り込み、銅版プレス機を用いて版画を刷る。刷り上りは描画に用いた紙のテクスチャーに応じて粗かったり繊細であったりする。しかし、現代では、描画を直接グラウンドに行い筆触の自発性を強調したり、木の葉、布地など様々な物質の地肌をグラウンドに押しあてて、それらのテクスチャーを写し取るのに用いたりすることが多い。


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006