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そぼくがか 素朴画家
アカデミックな理論や技術と無縁で、伝統からの自由が最も意味深い特徴をなしている画家。ドイツ人の批評家ヴィルヘルム・ウーデによって1908年から14年にかけて、アンリ・ルソーを認めることから、近代絵画における独特の一領域として初めて「素朴絵画」の概念がたてられた。まったく独学でしかもおおむね非職業的な画家たちによる一群の作品は、自然発生的な率直さ、素人くさい様式化やデフォルマシオンを共通の特徴としている。素朴画家は、気品、作品ともに極度に多様であり、主題の点でも互いに隔っているが、多くの場合、主題が高度に個人的であり、自分がなじんでいる日常周辺の場面や出来事を克明に叙述しようとしている。実際にそう見えなくても、彼らがそうであると知っている姿で個々の物事を描き出そうとしており、各人自己流の方法で距離や奥行が表されたり、心理的興味によって事物の大小を決定する、いわゆる心理的遠近法が用いられたりする。代表的な作家に、セラフィーヌ、ボーシャン、ボンボワ、ヴォリスなどがいる。
カテゴリー:美術用語
石版画とは?【 美術用語 】 版画技法。石版画。平版(版面に凹凸のない版形式)の代表的なもの。版材に石灰石や、今日では人造石灰石や亜鉛板、アルミ板も用いる。製版の原理は水と油の反発作用である。即ち石灰石に脂肪性のクレヨンや解き墨で描き、上から硝酸アラビアゴム溶液を掛けると、化学作用によって描画部は親油性に、他の部分は親水性になる。こうして版面に油性インキをローラーで転がし、描画部にのみ付着したインキをプレス機で紙に刷り上げる。亜鉛板等を用いる場合も、水と油の反発を応用することに変わりはない。18世紀末にゼネフェルダーがドイツで発明し、当初は近代的な複製出版技術として、広くヨーロッパに普及した。19世紀中頃には多色石版画、続いて写真製版も登場し、リトグラフは商業印刷の分野で急速に発展する。19世紀末の芸術的なポスターの隆盛は、この技法を抜きにしてはあり得なかった。今世紀に入いってからも、ピカソ、マチス、ルオー、シャガール等、多くの作家がリトグラフによる表現を意欲的に追求した。 |
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