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で すてぃる デ・スティル
1917年、テオ・ファン・ドゥースブルフが、モンドリアンの協力を得て、レイデンで創刊し、1928年まで編集にあたったオランダの美術雑誌名。デ・スティルは「様式」の意味。最終号は1932年、ドゥースブルフ夫人が亡夫を記念して発行した「ドゥースブルフ追悼号」(通巻90号)。この雑誌は初めはモンドリアンの新造形主義の原理をもっぱら扱っていたが、ドゥースブルフが執筆陣にダダイストやクプカを迎え内容が包括的になったことからモンドリアンは寄稿をやめ、1926年以降は造形されたものの効果や具体性を重視するエレメンタリズムが中心となった。このような経緯があるにせよ、両大戦の間で最も大きな影響を与えた雑誌である。また、デ・スティルの名称は、この雑誌に関係した芸術家、建築家のグループをも指し、彼らが始めた建築様式上の運動にも用いる。それは、キュビスムの影響を受け直角と滑らかな平面の組合せよりなる抽象形態と、色彩は原色と白、黒、灰のみを使用した純粋な抽象的造形を意図したものであった。
カテゴリー:美術用語
ラックストロー・ダウンズとは?【 作家名 】 1939年イギリスに生まれる。1961年、ケンブリッジ大学卒業。1964年、エール大学で芸術修士号。ペンシルヴェニア大学、エール大学ほかで教職歴がある。ニューヨーク市在住。ダウンズが描く、都市や産業施設の錯雑とした光景は一切が現場で描かれている。これらのパノラマ風の絵画はまるで写真を描き写したように見えるが、実際には場所の特徴を明確に捉えた知的な表現なのである。ダウンズは文筆家としても知られ、『フェアフィールド・ポーター−内側から見た美術』の編者でもある。この本はポーターの評論集で、現代のリアリズムと具象絵画に関する重要文献の一つである。(「アメリカン・リアリズム」図録 1992年) |
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