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てんびょうしゅぎ 点描主義
絵具をパレットやカンヴァスの上で混ぜず、細かい均一の大きさの点を並置することによって、異なる色が綱膜上で加法混色を起こし、各色が融合した一つの色に見えるように描く絵画技法。印象派にもこれに近い技法が見られるが、系統的に追求したのはスーラである。スーラは、シャルル・ブランとオグデン・N・ルードが提唱した理論を基にして、〈グランド・ジャット島の日曜日の午後〉で、大きさを一定にした純色の点をやや長めの筆触を重ねる描法で試み、〈ポーズする女たち〉以後の作品では、この技法を基本原則として追求した。スーラは、ヴァトー、ドラクロワ、ムリーリョや印象派の画家たちに点描の先駆例を見い出しているが、色調を原色に還元して視覚混合する自己の技法を他の点描と区別するために分割主義(ディヴィジョニスム)という用語を好んで使っている。
カテゴリー:美術用語
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ドラクロワとは?【 作家名 】 フランス・ロマン主義の代表的画家。幼少よりデッサンと音楽の才能を発揮し、17歳の時、古典主義画家ゲランのアトリエに入る。同門にジェリコーがいた。この頃ゴヤ、ルーベンスなどの作品を模写し、ダンテ、シェークスピア、バイロンなどの文学作品から主題をとって創作をした。ドラクロワの芸術の特質は色彩の鮮やかさと感情の表出にあり、彼の革命的な仕事が近代絵画への道を開き、印象派の絵画を導くことになった。代表作に《民衆を導く自由の女神》《サルダナパールの死》(共にルーヴル美術館)など。(「近世フランスの絵画と版画−東京富士美術館コレクションによる」図録 2002年) 画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。 |
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