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ねお・だだ ネオ・ダダ
1950年代の末、ニューヨークにおいて、ラウシェンバーグとジャスパー・ジョーンズが、あいついで個展を開いた。当時の美術の世界は、抽象表現主義が全盛をきわめていたが、その中で彼らは、日常の具体的、卑俗的な、すぐそれと知れるようなものを画面に登場させ、大胆な画風を示した。ラウシェンバーグは、絵画に布や写真、印刷物などを加えて、雑多なイメージを画面に集めてくるコンバイン・ペインティングを、ジョーンズは国旗や標的などを画面にクローズアップすることで、反芸術の新しい表現スタイルをうちだした。これらの創作活動を、芸術に対する挑戦的な姿勢とみなし、「ダダの再来」という意味でジャーナリストが名付けたものが「ネオ・ダダ」である。日本も1960年の読売アンデパンダン展に、ネオ・ダダ・オルガナイザーズというグループが出品するなど、影響を受けている。ネオ・ダダは抽象表現主義につづき、後のポップ・アートの出現をまつことになる。
カテゴリー:美術用語
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エスタンプとは?【 美術用語 】 本来は版画そのものを意味するフランス語であるが、今日、日本の画商等のあいだでは複製(リプロダクション)版画をオリジナル版画と区別する言葉として用いられる場合がある。具体的には、油彩、水彩、グワッシュ、素描あるいは版画などのオリジナル作品を原画として、彫版師に模刻させたり、写真製版で石版画やシルクスクリーンなどの版をおこして、版画の手法で制作された複製画を指す。作家の監修を経て作家の著名を記入したものや、物故作家の場合は遺族などの著名(サイン)を記入したものがあり、さらに限定番号(エディション・ナンバー)を記入したものなどがあるが、いずれもオリジナル作品とは厳密に峻別されなくてはならない。欧米では画面上に、原作者名、複製の制作年、制作工房等を明示することが広く行なわれている。 画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。 |
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