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マケット

西洋美術の用語で、おおむね模型にあたるものを指す。彫刻製作においては、最初の構想を示すために、予備的なスケッチ程度のものとして試作される蝋や粘土でつくられる小型の模型、雛型をさす。イタリア語のボッツェットとほとんど同義であるが、ボッツェットはかなり細部まで入念に仕上げられた雛型をさす。機械や構築物においては、それらの正確な縮尺による模型のことをいう。ただし、機能性を具備したいわゆるモデル(模型)とはちがって、外観のみを忠実に作り出したものをいう。タピスリーにおいては、その図柄を織り出すための原画のことをいう。図柄、タッチ(筆触)、色彩など作家の構想の全貌を精密に描いてあり、これを原寸大に拡大してカルトンを作り、械(はた)にかける。


カテゴリー:美術用語
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タピスリーとは?【 美術用語 】

フランス語でタピスリー、英語でタペストリーと読む綴織壁掛(つづれおりかべかけ)のこと。製織方式は平織(ひらおり)の文様織。ふつう竪機(たてばた、経糸を垂直に張って織る機)を用い、経糸(たていと)に麻糸、緯糸(よこいと)に太い毛の染め糸(また絹や金銀糸なども)を用いる。緯糸を適当な長さに通して絵柄を織り出し、自由に絵画的主題を表現する。すでに古代エジプト時代から知られ、古代ローマやコプト、ペルシアなど東方諸国で制作された。西欧では、13〜14世紀にモニュメンタルな建築装飾として登場し、聖堂や城館の壁面や柱間を飾った。制作地は、フランドルから北フランスにかけてで、アラス、パリ、ブリュッセル、トゥルネ、ヴァランシエンヌ、ドゥエー、リールなどが名高い。代表作には、ニコラ・バターユ作「アンジェの黙示録」や「一角獣をともなった貴婦人」(パリ、クリュニー美術館)などがある。14〜15世紀が全盛時代で、16世紀からは次第に絵画化する。17〜18世紀には、フランス王立ゴブラン製作所が中心となって多くの作品が作られた。

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