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あうとさいだーあーと アウトサイダー・アート
「アウトサイダー・アート」をめぐって−− 特別展「アート・イン・パラダイス」で紹介しているのは、「アウトサイダー・アート」と呼ばれている分野の作品です。いわゆる美術教育を受けずに独学で制作を始めた人々の作品について、欧米では一般的に「アウトサイダー・アート」という言葉が用いられています。この言葉には美術の主流で扱う範囲では収まりきれないくらい奔放で自由なもの、という積極的な意味が込められているのです。しかし、「アウトサイダー・アート」という言葉が、この分野の作品を指す唯一のものではありません。今回の「アート・イン・パラダイス」展の主な出品作品を所蔵しているコレクターは、自らのコレクションを「アントレインド(訓練を受けていない)・アート」とも呼んでいますが、これは一般的ではありません。また、アメリカで作られたこの分野専門の美術館は「ビジョナリー(空想的・夢想的)・アート・ミュージアム」という名称ですし、「セルフ・トート(独学・独習)」という言葉もあります。また、古くは画家ジャン・デュビュッフェが障害を持つ人々や監獄に閉じこめられた人々の作品の中から、自らが選んだものを「アール・ブリュット(生の芸術)」と呼んでいます。さらに、最近日本で生まれた言葉では障害を持つ人々の作品を「エイブル・アート(可能性の芸術)」と言いますし、民間伝承的な意味の「フォーク・アート」という言葉もあります。これらの言葉は意味的に重なる部分もありますが、全く同じ意味ではありません。しかし、それぞれの言葉がこの分野の作品を積極的に評価していこうという意志に支えられていることには変わりないのです。−− もっと詳しく知りたい方は以下を参照してください(全て英語です)。http://www.visionaryart.comhttp://www.rawvision.com
カテゴリー:美術用語
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エッチングとは?【 美術用語 】 版画技法。銅版画は、凹版を製版する技法によって直刻法と酸腐蝕法に大別できるが、これは後者の内で最も代表的なものである。エッチングの語源は「腐蝕」。まず銅板にグラウンド(防触剤)を均一にひき、ニードル等の鉄筆状のもので描画すると、描いた線の部分のみ銅板が露出される。これを酸にひたし、腐蝕時間によって線の深浅(太細)を調整する。そしてグラウンドを除去し、凹部にインキをつめ、プレス機で紙に刷り上げる。エッチングの特徴は、直刻法に比べて描画が容易であり、線の表情も腐蝕の深さによって自由に加減できることである。欧州では13世紀頃から金属細工師が腐蝕を用いて図案の線刻を行なっている。それを応用したエッチング版画の登場は16世紀初頭と考えられており、17世紀にはレンブラントを頂点として数多く制作された。日本では1931年、西田武雄によって専門誌『エッチング』が創刊され、日本の現代銅版画の創成期における、エッチングの研究・普及に大きな役割を果たした。 画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。 |
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