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たなあみ けいいち 田名網敬一
1936年東京都に生まれる。1960年武蔵野美術大学デザイン科を卒業後、広告代理店の博報堂制作部に入社する。在学中から活動を始め、1962年博報堂を退社後は、グラフィック・デザインの分野だけではなく、オブジェやビデオ、実験映画、アニメーション等様々なメディアを通じて表現の可能性を追及する。1981年胸膜炎によって4か月近い入院生活を送る。退院後は、デザイナーの仕事よりも自由な創作活動に多くの時間をさくようになる。1991年より京都造形芸術大学情報デザイン科教授をつとめる。
カテゴリー:作家
レリーフとは?【 美術用語 】 浮彫り(うきぼり)。平面を彫り込み、あるいは、平面上に形を盛り上げて肉付けした彫刻。彫り出された部分の肉の厚い高肉彫(厚肉彫、高浮彫)と、肉の薄い薄肉彫(浅肉彫、浅浮彫)がある。これらはともに陽刻(モティーフが彫囲より浮き上がらせて表わす技法)であるが、古代エジプトの沈め浮彫りや、肉合彫り(ししあいぼり)、インタリオなど陰刻(モティーフを地の面より彫りくぼめて表現する方法)によって、平面に起伏を与える技法もあり、また彩色される場合も多い。三次元の典型的な彫刻様式である丸彫り(対象を完全に三次元で構成し、全方向から見ることのできる立体表現)に比べて、絵画に接近した二次元的な彫刻といえる。特に薄肉彫においては、薄肉のうちに物体の厚みと奥行の深さを暗示するという独特の技術が必要とされる。浮彫りから派生し、類推して、平面上に凹凸、起伏を与えた造形表現全搬を指してレリーフということもある。また、絵画において物の厚みや奥行きを立体的に表現することをいう。 |
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