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こむらせったい 小村雪岱
埼玉県に生まれる。本名は安並泰輔。荒木寛塾を経て、1908年東京美術学校日本画科を卒業。在学中下村観山に、のち松岡映丘に師事する。1908年から10年まで国華社に勤務、古画の模写にたずさわり風俗考証にも通じる。1922年時事新報に連載された里見?クの「多情多心」をはじめ多くの挿絵を手がけ、33年朝日新聞に連載された邦枝完二作「おせん」の挿絵は、流麗な線描と斬新な構図が粋な江戸情緒によく合い、幅広い人気を得る。1924年からは歌舞伎などの舞台装飾や衣装デザインも手がけ、「藤娘」の舞台装置はその代表作として知られる。1934年松岡映丘の主宰する国画院の同人となり、女性風俗の描写に独自の画風を示す。(「パリ・日本・メキシコ 埼玉県立近代美術館所蔵作品による」図録 1992年)
カテゴリー:作家
石版画とは?【 美術用語 】 版画技法。石版画。平版(版面に凹凸のない版形式)の代表的なもの。版材に石灰石や、今日では人造石灰石や亜鉛板、アルミ板も用いる。製版の原理は水と油の反発作用である。即ち石灰石に脂肪性のクレヨンや解き墨で描き、上から硝酸アラビアゴム溶液を掛けると、化学作用によって描画部は親油性に、他の部分は親水性になる。こうして版面に油性インキをローラーで転がし、描画部にのみ付着したインキをプレス機で紙に刷り上げる。亜鉛板等を用いる場合も、水と油の反発を応用することに変わりはない。18世紀末にゼネフェルダーがドイツで発明し、当初は近代的な複製出版技術として、広くヨーロッパに普及した。19世紀中頃には多色石版画、続いて写真製版も登場し、リトグラフは商業印刷の分野で急速に発展する。19世紀末の芸術的なポスターの隆盛は、この技法を抜きにしてはあり得なかった。今世紀に入いってからも、ピカソ、マチス、ルオー、シャガール等、多くの作家がリトグラフによる表現を意欲的に追求した。 |
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