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くどう てつみ

工藤哲巳

1935年青森県に生まれる。1990年没する。1958年東京芸術大学油画科を卒業。1957年から読売アンデパンダン展を中心に、「連鎖反応」「増殖」を主題とした、紐の結び目などによる立体作品を発表する。1960年同展の〈増殖性連鎖反応〉は、評論家東野芳明によって「反芸術」と名付けられ、以後「反芸術」の語は流布した。1962年、国際青年美術家展で大賞を得て、同年よりパリに在住する。パリを中心にヨーロッパ各地で個展を開き、また1962年「コラージュオブジェ」展や1965年「物語的具象」展の他、様々な国際展に参加している。1976年カーニュ国際絵画展で大賞を受賞。〈不能の哲学〉〈ハラキリ〉などのハプニングや、〈あなたのポートレイト〉などに提示される、解体された人体の各部分の奇怪な様相は、現代人の既成概念に強烈な衝撃を与える。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年)


カテゴリー:作家
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象徴主義とは?【 美術用語 】

サンボリスム。1880年代の後半にフランスでおこった反写実主義的な運動。はじめは、詩人モレアスの「象徴主義宣言」によって明確にされているが、マラルメ、ランボー、ヴェルレーヌらを中心とした、詩語の音楽性を重視し、語音の響きによって内的生命や特別の観念を象徴させようとする文芸上の運動から始った。美術上の象徴主義は、これらの詩人たちの影影のもとに遅れて現われた、反写実主義的な傾向を指すが、文芸の場合ほど明確な主張や運動ではなかった。直接的には、批評家オーリエの論評「絵画における象徴主義」(1891)で「芸術作品の必須条件は、1理念的であること、2象徴的であること。3総合的であること。4主観的であること。5(以上の帰結として)装飾的であること。」と宣言されており、ゴーガンを中心としたポン=タヴァン派や、ドニを理論家としたナビ派を指す。後に象徴主義に対する見解は広まり、神秘的な主題を扱い、宗教的・詩的な観念の表現を試みた世紀末の作品も含まれ、ルドン、モロー、クリムトらが代表的作家とされる。

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  悪の泉−『エスタンプ・オリジナル』誌第6号より

  象徴主義

  ジ・エイト

  水浴する人

  総合主議

  クレマンティーヌ=エレーヌ・デュフォー

  ドビュッシーの「祝福された娘」の内表紙のためのデザイン

  ホセ・クレメンテ・オロスコ

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徳島県立近代美術館2006