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すぎまた ただし 杉全直
東京都に生まれる。1938年東京美術学校油画科を卒業。はじめシュルレアリスムの影響をうけ、1939年第9回独立展で独立賞を受賞、同年美術文化協会の結成に参加する。1953年司会を退会してからは、主に個展、コンクリート展などで作品を発表する。1950年代からは抽象的傾向を強め、60年代には「きっこう」のシリーズに代表されるように、素材が生み出す効果や形態への興味を深める。その後一時立体作品を制作するが、近年は行為を加えることで絵具が生み出すさまざまな表情を作品化する。1987年杉全直展(姫路市立美術館、O美術館)が開かれる。1981年昭和55年度芸術選奨文部大臣賞を受賞する。(「パリ・日本・メキシコ 埼玉県立近代美術館所蔵作品による」図録 1992年)
カテゴリー:作家
テンペラとは?【 美術用語 】 油と膠質が混じり合った乳剤(エマルジョン)で顔料を練り合わせた絵具。「混ぜ合わせる」という意味のイタリア語「テンペラーレ」(Temperare)に由来する。乳剤には、卵や無花果の乳液を使った天然のものと、カゼインと膠の混合溶液のような人工のものがある。歴史的には、卵テンペラが最も代表的なものであった。練り合わせ剤(メディウム)を使わないフレスコが広く普及した14世紀以降、フレスコと区別するため、メディウムを使う絵画を広くア・テンペラと呼んだが、油彩画が絵画の主要な位置を占めるようになった16世紀以降は、従来の卵を用いたものをテンペラと称するようになる。テンペラは乾きが早く、じょうぶで耐久性に富む絵具層をつくり、色調は油彩画よりも明るく鮮明である。しかし、色面の平塗やぼかしの技法には不向きで、線描的な性格を持っている。そのため、その欠点を補うためしばしば油彩画と併用して使われる。 |
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