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たろうちえぞう 太郎千恵蔵
1962年東京都に生まれる。1984年ニューヨーク大学映画学科を卒業する。1991年アラン・ジョーンズのキュレーションによる見えない身体展(ニューヨーク、レンパイア ギャラリー)に出品、また同年11月のホテル48時間展(ニューヨーク、オフ・ソーホー ホテル)で、首のない子供服のロボットのかたちの作品を初めて発表する。1992−93年ジェフリー・ダイチのキュレーションによるポスト・ヒューマン展(アメリカ、スイス、イタリア、ギリシャ、ドイツ、イスラエルを巡回)に出品し、評判をとる。1993年ヴェネチアビエンナーレ展に出品。1994年ザ・デイアフター・トゥモロー展(センター・カルチャー・オブ・ベーレム現代美術館 リスボン、ポルトガル)に出品。1992年以降、白石コンテンポラリーアート(東京)やサンドラ・ゲーリング ギャラリー(ニューヨーク)などで個展を開催。
カテゴリー:作家
グワッシュとは?【 美術用語 】 不透明な水彩絵具、またはこれを用いた技法、絵画。現代のグワッシュ絵具は、水溶性のアラビアゴムを媒材として顔料と混ぜたものだが、古代エジプトなどでは、顔料をトラガカント・ガムか蜂蜜で練り合わせてつくり出していた。いずれの媒材でも不透明な効果を与えるための増量材を含んでおり、地塗りの色彩を覆うことができる。透明水彩の場合には、ハイライトや明るい色は、紙の白地を利用してつくるが、グワッシュでは白色絵具を混ぜてつくる。またそのため、白色の地塗りによる透明感に欠けるが、乾くとぬれた時よりも明るい色調となり、艶のないしっとりした効果を生む。西洋中世には、彩飾写本によく使われ、16世紀〜18世紀の細密画では、透明水彩とグワッシュを併用して使った。デューラーの水彩による風景画や花や動物の習作もほとんどグワッシュによって描かれている。18世紀のフランス,スイス,イタリアの水彩画家たちは、パステル調の発色をもつ表現を開発。20世紀に入ると、ポスターやイラストレーションなど幅広い分野で用いられている。 |
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