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たろうちえぞう 太郎千恵蔵
1962年東京都に生まれる。1984年ニューヨーク大学映画学科を卒業する。1991年アラン・ジョーンズのキュレーションによる見えない身体展(ニューヨーク、レンパイア ギャラリー)に出品、また同年11月のホテル48時間展(ニューヨーク、オフ・ソーホー ホテル)で、首のない子供服のロボットのかたちの作品を初めて発表する。1992−93年ジェフリー・ダイチのキュレーションによるポスト・ヒューマン展(アメリカ、スイス、イタリア、ギリシャ、ドイツ、イスラエルを巡回)に出品し、評判をとる。1993年ヴェネチアビエンナーレ展に出品。1994年ザ・デイアフター・トゥモロー展(センター・カルチャー・オブ・ベーレム現代美術館 リスボン、ポルトガル)に出品。1992年以降、白石コンテンポラリーアート(東京)やサンドラ・ゲーリング ギャラリー(ニューヨーク)などで個展を開催。
カテゴリー:作家
パフォーマンスとは?【 美術用語 】 広義には「実行」の意味であるが、美術の分野でパフォーマンスという場合には、絵画や彫刻などの作品によってではなく、美術家の身体そのものを用いて表現する行為を指す。1960年代に、美術家の非演劇的な行為による表現形式が生まれ、ハプニング、イヴェントなどと呼ばれたが、1970年代になってパフォーマンスという名称が広く用いられるようになった。歴史的には、未来派やダダの行った挑発的な行為もパフォーマンスに含める見方もあるが、狭くは1970年代以降の美術家による身体表現をいう。美術の情報的側面を純化するという意図からは、1960年代末に生まれたコンセプチュアル・アートと似た面を持っており、また、ヴィデオを用いることが多いことから、ヴィデオ・アートとも密接な関連をもっている。形式としては、肉体を物質として扱うもの、公衆との対話を重視するもの、儀式的な形式のもの、演劇的要素の濃厚なものといろいろなタイプがある。現代美術の一翼をになう新しい表現形式である。 |
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