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くぼ ともこ 久保知子
1961年和歌山県に生まれる。1983年渡欧、84年国立デュッセルドルフ美術大学に入学、ウルリッヒ・リュックリーム、トニー・クラッグに師事する。1991年マイスターシューラーを取得し卒業。同年、スコットランドのエジンバラ カレッジ オブ アートでのグループ展に出品。1992年、東京の資生堂ギャラリーで個展「第一回海外新進日本人作家紹介展 Tomoko KUBO」が開催される。同年、ドイツのGALERIE WOFRAM BACHのグループ展に出品(95年も)。1993年東京のワコウ・ワークス・オブ・アートの「Gallery Selection」に出品、94年、同画廊で個展「久保知子新作展」を開催。1996年、徳島県立近代美術館の特別展「ゆたか−あなたも幸せになりたいでしょう」に出品。現在、デュッセルドルフ在住。
カテゴリー:作家
ダダとは?【 美術用語 】 第一次大戦中、ヨーロッパおよびアメリカに起った運動。1916年、チューリヒのキャバレ・ヴォルテールで、トリスタン・ツァラ、ジャン・アルプらが、辞典の一頁から偶然に拾った言葉「ダダ」を用いた。大戦の不安のなかで、合理主義文明とその社会体制を否定し、破壊しようという運動で、おびただしいデモンストレーションとスキャンダルを通じて「なにも意味しない」虚無のダダを唱えた。この否定の精神は、ドイツではヒュルゼンベック、グロスらにより政治的色彩を濃くした。またニューヨークでマルセル・デュシャン、ピカビアらが写真のコラージュや、レティ・メイドのオブジェを使った時期をニューヨーク・ダダと呼ぶが、デュシャンの芸術そのものへの否定精神(反芸術)は、第二次大戦後の若い作家に受け継がれた。さらに1919年にケルンでエルンスト、アルプらが起したダダ運動は、偶然性や意識下の世界を通じて、のちにシュルレアリスムや抽象表現主義への道をひらいた。 |
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