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さいとう かおる 斎藤カオル
1931年神奈川県に生まれる。本名は芳。1948年、旧横須賀中学校を卒業し、鶴田吾郎のアトリエに通う。翌年第12回自由美術展に初入選。1950年荒井龍男に師事し、同年第3回読売アンデパンダン展に出品。1952年から68年まで、斎藤西郎の名でモダンアート展に油彩画を出品。1968年からメゾチント銅版画の制作を始め、抽象から具象に転じ、同年第8回現代日本美術展に入選。1970年第1回版画グランプリ展72年第2回同展と第48回春陽会展に入選、72年には銅版画の初個展を開き、またこの年、春陽会賞を受賞し、74年春陽会会員に推挙される。1976年、現代日本版画ベルギー展、韓国現代国際版画展に出品。現在まで国内外で個展を数多く開いている。初期の作風は、漆黒の闇の中に少女像を描くものであったが、近年は『源氏物語』を主題にした銅版画集の制作に挑み、鮮やかな色彩の新たな表現を開拓している。
カテゴリー:作家
アレシンスキーとは?【 作家名 】 1927年ベルギーに生まれる。ブリュッセル装飾美術学校に学び、1947年に初個展を開く。この頃、マグリットらシュールレアリスト達とも出会う。1948年パリへ旅行した後、49年から3年間、カレル・アペルらと共に結成したグループ、コブラの最年少メンバーとして活躍する。第二次世界大戦後の抽象表現における表現主義的な傾向を代表するこのグループは、短命ではあったが、激しい筆触と鮮やかな色使いで、強烈な衝撃を各方面に与えた。彼自身は記号を重ねたり並べた画面を作った。1951年からパリに移住し、絵画のみならず、壁画、室内装飾、ポスター、映画、銅版画などにも取り組む。日本の書道にも興味を示し、森田子龍と交流する。1955年には来日し、子龍と共に映画〈日本の書〉を製作した。1965年にはアメリカを訪れ、ユダヤ美術館で個展を開いた。1977年にはメロン賞を受賞した。 |
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