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さかい どういつ 酒井道一
江戸に生まれる。山本素堂の次男。名は顕眞。鈴木其一の外孫にあたる。父と其一に琳派を学んだ。酒井鴬一の養子となり酒井姓を継ぎ、酒井抱一の画室からとった雨華庵四世と称する。明治以降、内国勧業博覧会、内国絵画共進会に出品し、明治15年(1882)の第一回内国絵画共進会、明治17年(1884)の第二回内国絵画共進会では褒状を得た。明治26年(1893)には、シカゴ万国博覧会に出品。日本美術協会会員、帝国絵画協会会員。(「近代日本画への道程 「日本画」の19世紀」図録 1997年)
カテゴリー:作家
素描とは?【 美術用語 】 紙などの表面に、人物・風景などを、単色の線で描き出したもの。陰影や色彩がつけられる場合もあるが、主体は線描である。用具としては、チョーク、クレヨン、木炭、メタル・ポイント・ペン・鉛筆などがある。制作の目的ないし動機により、クロッキー,スケッチ、エスキース,下絵、エボーシュ、カルトン,エテュードなどの名称で呼ばれるが、いずれにせよ本来絵画や図案を描くといった創作のための予備的、準備的段階の産物であり、ギリシア・ローマの時代から言い続けられてきたように、建築、彫刻、絵画をはじめ工芸類を含むあらゆる造形の基礎となるものである。造形教育の手段としてもその効用は認められている。しかし、近代ではその特有の芸術的価値が認識され、素描自体を目的とする作品が現われて、独立した絵画の一分野としてみなされるようになっている。20世紀のものでは、瀟洒さと的確さで知られるマチスや、ゆるぎない形と創意に満ちたピカソのものが有名である。なお、素描とドローイングなどにはニュアンスの相違があるが、普通はフランス語のデッサンとほぼ同義に用いられている。 |
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