ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


谷文晁



谷角日沙春



谷川晃一



谷川泰宏



谷口藹山



谷口董美



田沼武能



種をまく人



田能村直入



タバコフォレスター



タバコ入れ



タバコ入れセットのデザイン



田渕俊夫



タブロー



タペストリー



玉城末一



玉村方久斗



タマヨ



たまる



タユ


<前 (91/186ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


おぐら ゆき

小倉遊亀

明治28年(1895)大津市丸屋町(現中央2丁目)に生まれる。旧姓溝上。大正2年(1913)3月、県立大津高等女学校を卒業、4月には奈良女子高等師範学校国語漢文部に入学し、撰修課目に図画を選んだ。奈良女高師で学んだ二人の先生がのちに画家をめざす方向を決定づけた。一人は図画教授の横山常五郎で、菱田春草と東京美術学校で同期であり、一期上の横山大観下村観山とともに親しかった。もう一人は日本史の教授であった、水木要太郎で、彼は古美術に造詣が深く、安田靫彦とも親交があった。大正9年(1920)に横浜の捜真女学校の講師となり、この年の6月、安田靫彦を単身で訪ね入門した。大正15年(1926)第13回院展に「胡瓜」が初入選し、昭和7年(1932)6月、女性としては初めて日本美術院同人に推挙される。その後昭和13年(1938)12月禅徒小倉鉄樹と結婚し、北鎌倉の鉄樹庵に住む。昭和22年(1947)の第32回院展に「磨針峠」を出品するが、敗戦後の混乱と日本画の危機が叫ばれた時期に発表された名作である。昭和51年(1976)に日本芸術院会員となり、昭和55年(1980)11月、文化勲章を受章。この年、滋賀県立近代美術館のために自作20年を寄贈する。昭和59年(1984)10月、滋賀県立近代美術館開館記念として「小倉遊亀回顧展」を開催する。平成2年(1990)4月、日本美術院理事に就任する。(「滋賀県立近代美術館所蔵作品による 日本画に見る画家のまなざし」図録 1998年)


カテゴリー:作家
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

池田満寿夫とは?【 作家名 】

1934年旧満州国奉天に生まれる。1997年没する。終戦とともに長野県に引き揚げる。長野県立北高等学校卒業後、上京。1955年に靉嘔、真鍋博らとグループ「実在者」を結成し第1回展を開催し、翌年油彩の初個展を開く。またこの年、瑛九にすすめられて銅版画の制作を開始した。1960年第2回東京国際版画ビエンナーレ展で文部大臣賞を受賞、以後61年の第2回パリ青年ビエンナーレ展、翌年の第3回東京国際版画ビエンナーレ展などで受賞。また、1966年のベネチア・ビエンナーレ展で国際版画大賞を受賞するなど、受賞を重ね、一躍版画界のスターとなる。1977年には『エーゲ海に捧ぐ』で芥川賞受賞、79年同名の映画を製作。国内外の美術館等で多くの展覧会が開かれ、精力的に個展での発表も続けた。版画、陶芸、作家など幅広い活動を行い、著書も多い。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

池田満寿夫

キーワードを含む記事
13件見つかりました。

  東谷武美

  ある種の関係

  あんま 愛欲を支える劇場の話

  池田満寿夫

  瑛九

  かるめん

  じえすちーぬ

  Time to Fly

  たまる

  なまけもの

  まのん

  屋根裏の散歩者

  楊貴妃


<前   次>

徳島県立近代美術館2006