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いたくら すみこ 板倉須美子
1908(明治41)年、東京に生まれる。文化学院大学部を中退して板倉鼎と結婚。翌26年鼎に同行し、アメリカを経由して7月にパリに着く。27年から油絵を始め、この年のサロン・ドトンヌに《Kotoro》が初入選。翌28年も《ベル・ホノルル》の2点が入選する。29年にはパリ1回展とブリュッセル展、リール市の日本人画家グループ展にも出品している。1929年に鼎が急死したため帰国。一時有島生馬の指導を受けた。33年には二科会の急進的な作家が中心となった美術グループ「新油絵」の結成に参加し、第1回展に出品した。34年神奈川県で死去。(「薩摩治郎八と巴里の日本人画家たち」図録 1998年)
カテゴリー:作家
ドライポイントとは?【 美術用語 】 版画技法。銅版画は、凹版を製版する技法によって直刻法と酸腐蝕法に大別できるが、これは前者の内の一つ。銅板にニードル等の針状または刀状のもので描画し、その刻まれた凹部にインキをつめ、プレス機で紙に刷り上げる。「ドライ(乾いた)」とは酸を用いないこと、「ポイント(点)」とは尖端をもつ道具で線刻することを示している。単純な技法ではあるが、自由に線刻するには相当の熟練が必要である。この技法の特徴は、ニードルで押しのけられた版材がささくれ立って刻線に沿ってまくれ上がり、このまくれ(バール)に絡まったインキが、にじんで柔らかな線を表わすこと、また刻線の深浅(バールの高低)によってにじみの表情を調整できることである。その反面プレスする度にバールがつぶされていくので多く刷れない。15世紀後半にはドライポイント版画の最初のものが登場している。既に製版された上からも直接彫り刻めるのでエッチング等と併用されることも少くない。 |
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