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こうのみさお 高野三三男
1900(明治33)年、東京に生まれる。22年に東京美術学校に入学するが、24年に渡仏。アカデミー・ランソンに通った。藤田嗣治と親しく影響を受ける。「巴里柔道倶楽部」の幹事にもなる。31年、一緒に渡仏した岡上りうと結婚。サロン・ドトンヌやサロン・デ・ザンデパンダンなど各種の展覧会に積極的に出品し、30年には個展を開催。在仏の日本人画家の展覧会にも旺盛に出品。その繊細で優雅な点を評価する一方で、ローランサン風の甘さを批判する評もあった。40年帰国。日動画廊で滞欧作品展を開催。一水会を中心に活躍する。79年東京で死去。(「薩摩治郎八と巴里の日本人画家たち」図録 1998年)
カテゴリー:作家
クレーとは?【 作家名 】 1879年スイスに生まれる。1940年没する。ドイツ、ミュンヘンの美術アカデミーに学び、当時の前衛的なグループ「青騎士」に参加、カンディンスキー等と交流する。初期は神経質でありながらダイナミックな線描で知られ、後に豊かな色彩を用いた作風へと変遷した。キュビスムやシュルレアリスム、抽象などの様々な要素を消化し、線と色彩の効果が十分に発揮された高い精神性を持つ独自の画風を確立。ドイツの近代デザインの学校であるバウハウスで教鞭を執り、理論家として多くの作家に影響を与えるなど、今世紀の巨匠の一人に数えられる。スイスのベルンにクレー財団が設立されている。 |
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