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おか しかのすけ 岡鹿之助
1898(明治31)年、東京に生まれる。1924年東京美術学校を卒業するとすぐ南城一夫と共に渡仏。25年藤田嗣治の勧めでサロン・ドトンヌに出品し入選。27年の『修禅寺物語』上演に際しては,高野三三男と共に藤田が背景のマケットを作る助手を務めた。第二次大戦勃発による半ば強制的な帰国までのあいだ、岡は精力的に制作活動を行なった。36年にはサロン・ドトンヌの会員になり、サロン・デ・ザンデパンダンやサロン・デ・テュイルリーにも参加している。38年の第1回巴里日本美術家展では陳列委員を務めている。帰国後は春陽会に所属して制作。78年死去。(「薩摩治郎八と巴里の日本人画家たち」図録 1998年)
カテゴリー:作家
古典主義とは?【 美術用語 】 語源は、古代ローマ市民の最高階級を意味するクラッシクス(classicus)。美術、文学、音楽、建築など広い分野にわたって使われ、明晰な秩序に基づく完成された表現を目指す様式傾向や芸術理念を意味する。17世紀フランスで芸術理論として高められ、現在では一般的な様式概念としても、歴史上のある特定の時期を示す概念としても用いられる。様式概念としての考え方としては、バロックに対立する表現様式として見る立場と、アルカイスム−古典主義−バロックと展開する様式発展の一つと考える立場があるが、いづれもアルカイスムの素朴で生硬な表現やバロックの激しくダイナミックな表現に対して、合理的秩序に基づく統一性、安定した構築性、調和のとれた静かな表現等を古典主義の特質として挙げている。代表的な時代としては、紀元前5世紀のギリシア、ルネサンス、17世紀、18世紀末から19世紀初頭にかけてのフランスがある。様式概念として広く捉えた時、日本美術などの西欧美術以外の芸術に古典主義の時代を見い出したり、ピカソの「古典主義時代」など個人の様式に適用することがある。 |
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