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 作家(1701)

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おかのうえ りう

岡上りう

1896(明治29)年、東京に生まれる。本郷洋画研究所で高野三三男と出会う。1923年高野と共に渡仏。31年には高野と結婚している。サロン・ドトンヌ、サロン・デ・テュイルリーに出品。16,17年の在巴里日本人美術家展や25年の日本人画展などにも旺盛に出品。28年のルネ・ジヴィー画廊での日本美術大展覧会に出品作のうち《花》が文部省の買い上げとなる。仏蘭西日本美術家協会展では、繊細で柔らかく東洋的なところもあるという評を受けている。また、ブリュセル展では《花籠》がベルギー国王夫人の買い上げとなっている。40年帰国し、69年死去。(「薩摩治郎八と巴里の日本人画家たち」図録 1998年)


カテゴリー:作家
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フォートリエとは?【 作家名 】

1898年フランスに生まれる。1964年没する。1909年イギリスへ渡り、12年にロンドンのロイヤル・アカデミーに入って美術を勉強するが、中退する。1917年には兵役につき、第1次世界大戦終了を機に1920年パリに戻る。写実的な絵を描いていたが、1928年初めての抽象的な絵を描く。第2次世界大戦中は対独抵抗運動の中心人物となり、1940年にはパリの郊外に隠れて〈人質〉のシリーズを制作する。パレット・ナイフによって念入りに厚く塗り重ねた淡い色彩によって、既製の形に頼らず、絵画のマチエールの自発的な働きをつむぎ出すようなその作品は、アンフォルメルの源流となっている。アメリカの抽象表現主義に与えた影響も少なくない。1943年と45年には、パリ、ドルーアン画廊で〈人質〉展を開く。1957年にはハンガリー動乱をもとに〈パルチザン〉を発表する。1959年には来日して南画廊で個展を開く。1960年にはベネチア・ビエンナーレで大賞を受賞した。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年)

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