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 作家(1701)

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すずき りゅういち

鈴木龍一

1904(明治37)年、横浜に生まれる。和田三造に師事するが、17歳の時、父親の転勤に伴ってブラジルに渡る。リオデジャネイロ美術学校で絵を学んだのち22年に渡仏。同年パリで個展を開き画壇にデビュー。板東敏雄海老原喜之助らと共に藤田嗣治のもとに集まり、藤田の白いキャンヴァスの秘密を盗もうと必死になっていたという。23年以降サロン・ドトンヌやサロン・デ・ザンデパンダンなどに出品。日本人展にも25年の在巴里日本人美術家展以来、数多く出品。19世紀風の衣裳を着た優雅な女性像を描いて人気を博した。1980年代までパリで生活していた。(「薩摩治郎八と巴里の日本人画家たち」図録 1998年)


カテゴリー:作家
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自然主義とは?【 美術用語 】

自然対象を様式化したり、観念的な表現を行うのでなく、見えるがままに忠実に再現しようとする芸術制作の態度。自然主義は、自然に価値の原理を置き自然の理想化と相反しないところから写実主義の範疇に入るが、それと同時に、理想化を否定する狭い意味での写実主義とは矛盾する性質を持つ。この用語が特定の流派に結びつけられて初めて用いられたのは、17世紀イタリアのマンフレーディ、ホセー・デ・リベーラなどカラヴァッジオの後継者を指して呼んだ時だが、一般的には、19世紀後半にクールベの影影下に現れた写実主義の新しい傾向を指す。批評家カスタニャリが、1860年代から70年代のサロンに出品されたルパージュやベローの都市の新しい風俗を描いた作品や、マネによるパリの観楽街の描写などを自然主義と呼んだ。これはゾラが、自然科学の実験的方法を取り入れ、個人的感情を排して現実世界の観察を徹底させる文芸の方法を自然主義と呼んだことに対応する。

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