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あきおか みほ 秋岡美帆
1952年兵庫県神戸市に生まれる。1979年大阪教育大学大学院教育学研究科美術教育専攻修了、この頃からNECOプリントを始める。1980年第3回世界版画コンペティション展特別買上賞、翌年第1回西武美術館版画大賞展優秀賞、93年第2回高知国際版画トリエンナ−レ展佳作賞、97年第26回現代日本美術展佳作賞などを受賞。1990年「シガ・アニュアル’90−写真による現代版画展」(滋賀県立近代美術館)、95年「抽象美術へのいざない展」(国立国際美術館)などに出品。
カテゴリー:作家
ダウとは?【 作家名 】 マサチューセッツ州イプスウィッチ出身のダウは、5年間のフランス滞在の後ボストンに戻り、ボストン美術館で日本美術の学芸員をしていたアーネスト・フェノロサから日本美術について教わる。長年にわたるフェノロサとの交友関係は、ダウに西洋美術のリアリズムからの離脱を促し、日本美術に内在する抽象性を探求して、新しい西洋美術に応用する可能性を示唆した。1890年代初頭から、ダウは破墨の筆遣いを研究したり、浮世絵を水彩で模写したりして、集中的に日本美術の基礎を学び取ろうと努めた。浮世絵や肉筆画、着物の柄のデザインの見本帖等の収集も同時に始め、ついには数千点を越える膨大なコレクションを築いた。ダウ自身の木版画は、日本の手本と異なり、下絵、版木彫り、全工程を一人で手がけたために、サイズとしては非常に小さなものがほとんどである。だが、それはダウが傾倒していたイギリス経由のアーツ・アンド・クラフツ運動の精神にも適っていた。1899年に彼が出版した『構図』は、日本美術のエッセンスを応用したデザインのマニュアルで、アメリカの美術教師や学生に大変人気のある教科書となった。(M.Y.)(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録) |
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