ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


ヴィルクハーン



ヴィンマーヴィスグリル



ヴィーナスの化粧



ヴィーナスの誕生



ヴェスティエ



「ヴェル!」



「ヴェル・サクルム」



ヴェルサイユ宮殿内の大回廊で開かれたゲームを楽しむ王と王妃[シャルル=ニコラ・コシャン(子)の原画による]



ヴェルサイユで開かれた5月の舞踏会[ルネ=ミシェル・スロッズ(ミケランジュ)の原画による]



ヴェルサイユの森の中の噴水劇場



ヴェルテス



ヴェルネ



ヴォジラール通り



ヴュイヤール



ヴラマンク



ヴンダーリッヒ



エイヴリー



永遠の春



『映画詩』 バンジャマン・フォンダーヌ著



映画による最速言語学習法「ミメフォン」


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●もくじのさくいん

    

    

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いのうえ べんじろう

井上辨次郎


洋画家。日本で最も早い時期に、ヨーロッパに学んだ洋画家。現在の静岡県沼津市に生まれ、本家である小松島の井上家の養子となった。養家は、江戸時代から幕末にかけて徳島を代表する豪商のひとつだった。1873(明治6)年、兄の麟太郎とともにロンドンに留学。ロンドンに着くとまもなく絵を描くことに興味を示し、やがて本格的な修業に入ったと考えられる。1876(明治9)年病気のため帰国し、翌年8月に東京で亡くなった。そのため画家としては未完に終わったが、当時国内にいた洋画家に比べて、卓越したデッサン力を示している。またこの時期に欧米で美術教育を受けた日本人はきわめて少なく、辨次郎の前には数人を数えるだけだ。日本で最も早い時期に属する美術留学生であり、明治初期の洋画を考える上で、きわめて興味深い存在である。(「開館10周年記念展 近代徳島の美術家列伝」図録 2000年)


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006