ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


海景−「聖クレア」シリーズより



回顧作品その2−ピンポン・ルーム, 1960−



海藻



階段をおりる裸体 No.2



甲斐庄楠音



海浜遠望



海浜風物図



解剖学



買物帰りの女[ジャン=シメオン・シャルダンの原画による]



海陸戦斗図



帰り来る舟



花下躍鯉図







かがみ込んだ裸婦



鏡の前の装い



輝く光の中 No.4



かきつばたと蛙『エスタンプ・オリジナル』誌第8号より



書きものをする娘



郭子儀



角ばった肩の生きもの


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 作家(1701)

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いしまる はじめ

石丸一

1890年徳島県に生まれる。1990年没する。戦前戦後を通じて活躍した洋画家。現在の小松島市立江町に生まれた。島あふひは実妹である。京都帝国大学医学部を卒業。卒業後大阪で開業し、そのかたわら信濃橋洋画研究所で本格的に洋画を学んだ。1927(昭和2)年に始まった全関西洋画展に、第1回展から1943(昭和18)年の第30回展まで、ほぼ毎回出品した。1929(昭和4)年第3回展では朝日賞を受賞した。また1928(昭和3)年から1943(昭和18)年まで、ほぼ毎年のように二科展に出品した。1942(昭和17)年には会員に推挙された。そのかたわら1931(昭和6)年には、関西の洋画家たちでロボット洋画協会を結成し、シュールレアリスムやキュビスム風の作品を発表した。1938(昭和13)年には、二科会の前衛的な作家が集まった九室会の結成に参加した。この時期の関西の前衛美術を代表する作家と目された。(「開館10周年記念展 近代徳島の美術家列伝」図録 2000年)


カテゴリー:作家
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デフォルマシヨンとは?【 美術用語 】

変形、歪形。造形芸術で、自然の対象を変形して表わすこと。遠近法、短縮法、プロポーション、美術解剖学などの知識に基いて形態、空間、量的表現を正確に再現する写実より、芸術家の造形意志が重視される。これにはより自然に見えるための歪形も含まれる。しかし、近代美術では、芸術家の主観を強調し、観る者に強く訴えるために、形やプロポーションや空間的秩序を意識的に変形して独自の造形的秩序を造り出すことが盛んに行われ、セザンヌをはじめ、ピカソダリモディリアーニなど、キュビスム、シュールレアリスム表現主義などの造形的特色となっている。しかし、それ以前にも、エル・グレコらのマニエリスムの絵画、ドナテロやミケランジェロの彫刻、建築の枠に規制されたロマネスク時代の柱頭、二次元性を強調した東方的造形(古代エジプト美術、東洋絵画)など広く認められる。いずれにせよ、どのような美術作品も事物の厳密な三次元的複製ではありえないから、ほとんどの美術作品はこの「歪形」を行っているといえる。

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