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なかむら まさよし

中村正義

1924年愛知県に生まれる。1977年没する。1940年豊橋市立商業学校を中退し、日本画を学ぶ。1946年中村岳陵に師事、48年一采社の同人となり??山辰雄、加藤東一らと研鑽を重ねる。1946年日展に初入選、その後50年特選、朝倉賞を、52年特選、白寿賞を受賞するが、53年から病気療養のため制作を中断する。1957年から出品を再開し、60年審査員となるが、61年退会して無所属となる。朝日秀作美術展、現代日本美術展、日本国際美術展などに出品し、1974年から大島哲以、斎藤真一、山下菊二らと人人(ひとひと)会展を開く。1975年東京展市民会議議長に就任、既成画壇に対抗して東京展開催のため奔走する。従来の日本画の伝統にとらわれない奔放なフォルムと激しい原色の対比で知られ、日本画の新局面を切り開いた作家として評価される。1970年東京造型大学の講師となり、後進の指導にあたる。


カテゴリー:作家
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タピスリーとは?【 美術用語 】

フランス語でタピスリー、英語でタペストリーと読む綴織壁掛(つづれおりかべかけ)のこと。製織方式は平織(ひらおり)の文様織。ふつう竪機(たてばた、経糸を垂直に張って織る機)を用い、経糸(たていと)に麻糸、緯糸(よこいと)に太い毛の染め糸(また絹や金銀糸なども)を用いる。緯糸を適当な長さに通して絵柄を織り出し、自由に絵画的主題を表現する。すでに古代エジプト時代から知られ、古代ローマやコプト、ペルシアなど東方諸国で制作された。西欧では、13〜14世紀にモニュメンタルな建築装飾として登場し、聖堂や城館の壁面や柱間を飾った。制作地は、フランドルから北フランスにかけてで、アラス、パリ、ブリュッセル、トゥルネ、ヴァランシエンヌ、ドゥエー、リールなどが名高い。代表作には、ニコラ・バターユ作「アンジェの黙示録」や「一角獣をともなった貴婦人」(パリ、クリュニー美術館)などがある。14〜15世紀が全盛時代で、16世紀からは次第に絵画化する。17〜18世紀には、フランス王立ゴブラン製作所が中心となって多くの作品が作られた。

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