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たてわき たいざん 立脇泰山
泰山は福井のひと。本名禎一。明治37年に美工絵画科を卒業、竹内栖鳳に師事した。一時上京するが、やがて神戸に住んで制作活動に励むようになった。大正5年第10回文展で「思ひ出」が入選し、翌年第11回文展で「宮詣で」を、大正15年第7回帝展で「いで湯」を発表するなど、風俗画に優れた。戦後は昭和29年に生まれた新美術協会の創立会員として活躍している。(「京都の日本画−京都画壇の俊英達−」図録 2001年)
カテゴリー:作家
シュプレマティズムとは?【 美術用語 】 絶対主義と訳される。ロシアの芸術家マレーヴィッチが、ソビエト革命前後に提唱した抽象絵画の方法と哲学のこと。1915年にモスクワで刊行された「キュビスムからシュプレマティズムへ」が最初の宣言だが、バウハウス叢書の「非対象の世界」が理念の集大成であると言われている。絵画の再現性を否定し、純粋な感性を絶対のものとする非対象絵画を目指した。シュプレマティズムの抽象表現は、矩形・円・十字・三角形などの幾何学的要素から独自に画面を構築するタイプの抽象に分類され、自然の外観の分折や破壊によって形態を単純化し抽象的画面をつくり出す方向や、人間の情動を不定形な形態に込めるといったタイプの抽象画とは区別される。ロシアの前衛的美術のみならず、ヨーロッパの構成主義に与えた影響は大きい。 |
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