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たてわき たいざん 立脇泰山
泰山は福井のひと。本名禎一。明治37年に美工絵画科を卒業、竹内栖鳳に師事した。一時上京するが、やがて神戸に住んで制作活動に励むようになった。大正5年第10回文展で「思ひ出」が入選し、翌年第11回文展で「宮詣で」を、大正15年第7回帝展で「いで湯」を発表するなど、風俗画に優れた。戦後は昭和29年に生まれた新美術協会の創立会員として活躍している。(「京都の日本画−京都画壇の俊英達−」図録 2001年)
カテゴリー:作家
ビエンナーレとは?【 美術用語 】 2年ごとに開かれる展覧会のことをいう。「2年ごと」という意味のイタリア語、ビエンナーレ(BIENNALE)が転じて、展覧会自体のことを指すようになった。最も古くからあるものとしては、1895年創設のベネチア・ビエンナーレがある。戦後になって1951年のサンパウロ・ビエンナーレをはじめ、東京、パリ青年、リュブリアナ等多くの国際的ビエンナーレが創設されたが、いずれもベネチアをモデルとしているといえよう。コミッショナーによる推薦制をとるところが多く、また、国際的規模で開催されるものが有名であるが、日本においてこの用語は、推薦制であれ公募制であれ、また国際的であれ国内に限られるものであれ、2年ごとに行なわれるコンクール形式の展覧会を広く指し示すものとして使われている。対象は、美術一般とされる場合もあれば、版画やデザインなど特定のジャンルに限られる場合もある。ちなみに、一年ごとのものはアニュアル、3年ごとのものはトリエンナーレと呼ばれている。 |
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