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なみき みつあき 並木光昭
光昭は京都のひと。昭和18年絵専を卒業。卒業後は教職について、同54年まで勤務する。美工時代は、入江波光について模写も学んだが、油絵に転じて、同30年代の後半は、自由美術家協会展などに出品、同40年からパンリアル美術協会に参加、骨による習作など線描のきいた油彩抽象を出品、同48年に退会する。また、同43年第13回毎日選抜美術展や同46年第14回安井賞展などにシュールなイメージの作品を出品。同52年頃から日本画に戻り、油絵の感性を生かした風景画を描き、公募展には出品せず個展を中心に作品を発表するようになっている。(「京都の日本画−京都画壇の俊英達−」図録 2001年)
カテゴリー:作家
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抽象とは?【 美術用語 】 語源はラテン語のアブストラヘレ。対象の構成要素のうち、或るものを他から切り離して、ひき出すこと。絵画や彫刻においても、対象の本質的要素を選び出して描写する点において、多かれ少なかれ抽象の作用が含まれるが、美術上この概念が特別な意義を持つようになったのは、1908年にヴォーリンガーが「抽象と感情移入」において、芸術の根本衝動のひとつとして抽象衝動をあげ、これによって原始民族や東方の諸民族の非抽写的な美術を正当に評価しようとしたことと、1910年にカンディンスキーが、初めて対象的事物を描かない絵画を発表し、1912年には「芸術における精神的なもの」において絵画への道のひとつの極として純粋抽象を論じたことに始まる。これ以降、外的対象的世界を描写しない作品が次々と現われ、非具象(ノン・フィギュラティフ)、絶対、非対象、非再現などと呼ばれたが、最も一般的な呼称として抽象が普及した。また、抽象の出現により、それに対抗して再現的な表現を総括するために具象の概念が使われるようになった。 画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。 |
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