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ヤウレンスキー



夜会の後で



ヤクバ



ヤコブセン



安井曾太郎



保田春彦



安田靫彦



保田龍門



谷内茂



やなぎみわ



柳幸典



柳原義達



脂派



屋根裏の散歩者



屋根裏の散歩者



屋根の見える風景



矢野橋村



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 作家(1701)

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やまだ きさい

山田鬼斎


福井県の仏師の家に生まれ、その地で寺社彫刻を制作していたが、明治19年同郷の先達岡倉天心を頼って上京し、のち京都・奈良方面への古美術調査には天心に従い同行、古典への造詣を深めた。同23年には東京美術学校雇となり、また同年には天心の妹てふと結婚するなど、天心と非常に近い関係にあった。代表作の《平治物語図》(シカゴ万国博覧会出品)では、巧みな構成により登場人物の重なりが遠近感を生み出しており、奥行きが限定される浮彫の限界を、逆に魅力として発揮している。ここには、仏師時代の欄間彫刻の経験だけでなく、奈良興福寺に伝わる浮彫の《十二神将像》など、古典彫刻研究の成果が見られる。(「高村光雲とその時代展」図録 2002年)


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006