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泉茂



磯見輝夫



板倉鼎



板倉須美子



板倉星光



井田照一



市川其融



市河米庵像



「一日の終わり」習作



一原有徳



一原五常



市原義之



一色邦彦



イッツ・スプリングタイム



イッテン



井手宣通



遺伝染色体の雨の中で啓示を待つ



伊藤彬



伊藤小坡



伊東深水


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 作家(1701)

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うえまつ けいじ

植松奎二

1947年兵庫県に生まれる。1969年神戸大学教育学部美術科卒業。1975年からドイツのデュッセルドルフに移り、1986年から西宮市と交互に生活を始める。1995年には西宮市から箕面市に移る。1977-78年ストックホルム近代美術館で個展。1977年デュッセルドルフ市立近代美術館で個展を開く。1988年第43回ヴェネツィア・ビエンナーレ展に出品。1997年には西宮市大谷記念美術館で個展を開催する。その他、国内外の美術館・画廊で多数の個展・グループ展に出品し、高い評価を得ている。


カテゴリー:作家
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脂派とは?【 美術用語 】

一般に明治美術会系の画家の画面が脂っぽい印象を与えることから、世間がこの系統の作家と作品を揶揄して用いた名称。紫派と呼ばれる黒田清輝を中心として形成された外光派との対比で用いられた。ほかに旧派、北派、変則派とも呼ぶ。1893年ラファエル・コランにサロン風の外光描写を学んだ黒田が帰国するまで、日本の画家は外光描写を知らず褐色を基調として明暗のコントラストを鳶色あるいは黒で表現したため、画面は暗く脂っぽいものとならざるを得なかった。それに対して明るく感覚的な黒田の外光表現は清新な感動をもって若い画家に迎えられ、やがて当時唯一の官展であった文部省美術展(文展)の画風を支配していった。ジャーナリズムは両者の対立を脂派紫派の抗争とあおったが脂派は画壇の片隅に追いやられていった。

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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006