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きたがわ けんじ 北川健次
1952年福井県に生まれる。1970年多摩美術大学絵画科油画専攻入学。銅版画を駒井哲郎に学ぶ。76年同大学大学院美術研究科修了。1975年第11回現代日本美術展ブリヂストン美術館賞。1981年リュブリアナ国際版画ビエンナーレ展招待。1983年第1回セントラル美術館版画大賞展大賞。1990年文化庁芸術家在外研修員。1970年代に写真の有用性を活路とした現代版画の系統に属する作家として位置づけられている。「観念の刻印」展(1990年栃木県立美術館)、「版画の1970年代」展(1996年渋谷区立松涛美術館)など。
カテゴリー:作家
サンブとは?【 作家名 】 ダカールに生まれる。ダカール大学で哲学と法律とを修め、さらに、同地のエコール・デ・ボザールで美術を学ぶ。ラボラトワール・アジという美術、音楽、映画、演劇などあらゆる分野の作家たちの集めたグループの実質的な主宰者として、作家たちの精神的支柱となっている。彼はアフリカ諸国やヨーロッパを渡り歩き、現在ダカールにおいて、画家、彫刻家としても活躍している。身辺の社会的テーマを扱う彼の表現方法はインキ、グワッシュ、油彩、コラージュなど多岐にわたり、さらにインスタレーション、パフォーマンスといった空間表現も取り入れている。ダカールの中心街の一角ジュール・フェリー街の彼の家の庭は、ダカールの作家の集会所を兼ねており、今日のセネガル、ひいてはアフリカにおける現代美術の発信源となっている。彼はヨーロッパに出品されるアフリカの現代の作品は、結果的にヨーロッパのために造られた作品でしかないとしている。それはヨーロッパへの批判であると同時に、ともすれば白人たちに媚びがちな今日のアフリカ美術への痛烈な批判でもある。(「同時代のアフリカ美術」図録 1996年) |
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