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おおの ひでたか

大野俶嵩

本名秀隆。昭和18年京都市立絵画専門学校を卒業、同級に下村良之介がいた。23年三上誠、星野真吾らが結成したパンリアルに下村良之介とともに参加、24年会員10名での「パンリアル宣言」の発表とパンリアル美術協会の結成に参加し日本画の革新をめざす。同年の第1回パンリアル展から退会する33年の第16回パンリアル展まで連続して出品する。このころからドンゴロスを用いた独創的な作品の制作を開始し、その作品は現代美術の関係者から注目され、第41回カーネギー国際展(33年)、コーコラン美術館の日本現代絵画展(39年)など海外展にも選ばれる。(「京都国立近代美術館 所蔵名品集[日本画]」増補版 2003年)


カテゴリー:作家
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バロックとは?【 美術用語 】

広義では16世紀末から18世紀初めまでの美術、文学、音楽等の様式や、時代精神を指す。美術においてはルネサンスの後にくるマニエリスムと、18世紀のロココの間にあたる。狭義ではベルニーニをその代表とする1630年頃のイタリアの建築、彫刻、絵画のことを指す。ルネサンスの成果である新しい科学技術によって、交通手段や情報伝達が発達したこの時代、人々の世界観は大きくゆらぎ始めた。古代ギリシア,ローマを模範とする考えはそのバランスを失っていく。しかし、なおかつ新たな統一を目指そうという傾向が生まれた。装飾過多であったり、形をゆがめたり、特定の瞬間に焦点をあてたり、線よりも面や光を重視したりする手法がとられるようになる。それらはおおむね、迫真性をもった劇的な表現を見せているが、この時代の精神の多岐にわたる現われ方は、けっしてひとまとめにできるものではない。この時代の作家たちとして、ベルニーニのほかに、カラヴァジオ、ルーベンス、レンブラント、フランス・ハルスエル・グレコ、ベラスケスらがいる。

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