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こまつ ひとし 小松均
大正9年上京し、川端画学校に入る。13年第4回国画創作協会展に入選、土田麦僊の知遇を得て、翌年京都に移り、麦僊の山南塾に学ぶ。第5回国画創作協会展で国画賞を受賞し、会友となる。昭和3年の同協会解散後は、帝展と院展に出品する一方で、若手による研究会を結成、活動する。21年日本美術院賞を受賞、同人に推挙されてからは、院展を中心に作品を発表し、25年ころから川崎で粟の栽培をしながら制作に励むが、31年京都大原に移り、大原や郷里大石田の最上川、さらには富士山の連作など、スケールの大きな画業を展開した。(「京都国立近代美術館 所蔵名品集[日本画]」増補版 2003年)
カテゴリー:作家
フォトコラージュとは?【 美術用語 】 同一画面内に、異った二つ以上の映像を合成し、その効果によって異質なイメージの衝突を期待する手法。フォトコラージュはフォトモンタージュに先行し、ダダイストのリヒャルト・ヒュルゼンベックやラウール・ハウスマンらがキュビストたちのコラージュを発展させて開発した技法で1920〜30年代にかけて最も流行した。これは写真を切り抜いて、それを他の新聞の断片やデッサン等とともに、非論理的に貼りあわせるもの。この方法は、幻想や諷刺的な表現効果が得られ、政治宣伝、社会諷刺などダダイストたちの得意とするショック戦術のため好んで用いられた。フォトモンタージュは、合成写真ともいえるもので、二重ないしは多重露光によって撮影時に複数の影像を合成する場合と、引伸しの時点で、ネガを重ねて焼きつける手法とに大別される。この方法の代表的作家はジョン・ハートフィールドで、この手法により1930年代初頭にナチスを痛烈に諷刺した。また、これらの手法はマックス・エルンストによってシュルレアリスムにも用いられ、多く使用された。 |
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