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おおしま てつい 大島哲以
1926年愛知県名古屋市に生まれる。1999年没する。本名は寿康(としやす)。1948年、日本美術院の作家である中村貞以(なかむら ていい)に師事し、日本美術院展に出品。1960年代は、新制作協会展日本画部(現在の創画会展)に出品した。1971年、文化庁の在外研修員として渡欧。ウィーンの国立応用美術大学で幻想派の画家ヴォルフガング・フッターに学んだ。1974年には中村正義、星野眞吾、山下菊二らと从会(ひとひとかい)を結成。個展やグループ展で発表する他、ヨーロッパ各地を巡回した「現代日本画展」(1985年)や「現代日本画巨匠展」(1990年 茨城県近代美術館)等の展覧会に現代日本画を代表する作家の一人として出品。「20世紀絵画の展開展」(1988年 名古屋市美術館)など、日本画の枠を越えた展覧会でも活躍した。
カテゴリー:作家
グワッシュとは?【 美術用語 】 不透明な水彩絵具、またはこれを用いた技法、絵画。現代のグワッシュ絵具は、水溶性のアラビアゴムを媒材として顔料と混ぜたものだが、古代エジプトなどでは、顔料をトラガカント・ガムか蜂蜜で練り合わせてつくり出していた。いずれの媒材でも不透明な効果を与えるための増量材を含んでおり、地塗りの色彩を覆うことができる。透明水彩の場合には、ハイライトや明るい色は、紙の白地を利用してつくるが、グワッシュでは白色絵具を混ぜてつくる。またそのため、白色の地塗りによる透明感に欠けるが、乾くとぬれた時よりも明るい色調となり、艶のないしっとりした効果を生む。西洋中世には、彩飾写本によく使われ、16世紀〜18世紀の細密画では、透明水彩とグワッシュを併用して使った。デューラーの水彩による風景画や花や動物の習作もほとんどグワッシュによって描かれている。18世紀のフランス,スイス,イタリアの水彩画家たちは、パステル調の発色をもつ表現を開発。20世紀に入ると、ポスターやイラストレーションなど幅広い分野で用いられている。 |
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