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さいとう ひろゆき 斎藤博之
1919年旧満州国に生まれる。1987年没する。昭和14年上京し、帝国美術学校(現武蔵野美術大学)洋画科に入学。18年卒業し、翌年召集され激戦地のフィリピン、レイテ島で過酷な戦争体験と収容生活の後復員。戦後は画壇と無関係に独自の創作世界を追求。かたわら児童図書の挿絵や絵本の分野でも活躍し、46年第2回講談社出版文化賞絵本部門賞を受賞。48年第21回小学館絵画賞を受賞。馬や人物を主題とした油絵をはじめ、戦争体験を綴ったペン画、自己の分身として描いた河童の水墨画など幅広く活躍した。(「日本の美−再発見 富山県水墨美術館収蔵作品集」 2003年、一部加筆有)
カテゴリー:作家
菊池芳文とは?【 作家名 】 本名三原常次郎。表具師の次男として生まれ、のち菊池家の養子となる。明治14年幸野楳嶺に入門する。翌年の第1回内国絵画共進会で銅賞となり、第2回展でも銅賞を受賞。19年の京都青年絵画研究会展で第1席に選ばれ、第4回内国勧業博覧会でも褒状となる。京都市立美術工芸学校教諭をつとめ、京都市立絵画専門学校の設立に際しても尽力し、開校とともに教諭となる。文展でも第1回展から審査員をつとめるなど明治後期の京都画壇に重きをなしたが、特に桜のモティーフを得意とした。(「京都国立近代美術館 所蔵名品集[日本画]」増補版 2003年) |
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