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ひらが けい 平賀敬
1936年東京都に生まれる。幼少時を盛岡ですごし、料亭であった彼の家の壁に掛っていた万鉄五郎や松本竣介の絵に衝撃を受けた。1956年、第1回アジア青年美術家展に出品、57年に立教大学経済学部を卒業する。1963年には第7回シェル美術賞で3等賞を、64年には第3回国際青年美術家展で大賞を受ける。1965年から74年まで渡欧し、主にフランスで過ごす。その間、1968年スウェーデンの国際エロチック美術展、79年にはサンパウロ・ビエンナーレ展、72年と74年にはパリ国立近代美術館でのサロン・デ・ボザール展に出品、また67年にはル・フラン賞展で二席になる。帰国後、1974年から81年まで、東京のフマギャラリーで毎年個展を開く。浮世絵の模写を基本にしたデッサン力で、細部を丁寧に描きながら表現される、彼の個性的な「日本」は、エロチックであり、また諧謔的でもある。彼の絵を見る者は、しびれるような頭で人間の存在の奇妙さを感じることだろう。
カテゴリー:作家
抽象とは?【 美術用語 】 語源はラテン語のアブストラヘレ。対象の構成要素のうち、或るものを他から切り離して、ひき出すこと。絵画や彫刻においても、対象の本質的要素を選び出して描写する点において、多かれ少なかれ抽象の作用が含まれるが、美術上この概念が特別な意義を持つようになったのは、1908年にヴォーリンガーが「抽象と感情移入」において、芸術の根本衝動のひとつとして抽象衝動をあげ、これによって原始民族や東方の諸民族の非抽写的な美術を正当に評価しようとしたことと、1910年にカンディンスキーが、初めて対象的事物を描かない絵画を発表し、1912年には「芸術における精神的なもの」において絵画への道のひとつの極として純粋抽象を論じたことに始まる。これ以降、外的対象的世界を描写しない作品が次々と現われ、非具象(ノン・フィギュラティフ)、絶対、非対象、非再現などと呼ばれたが、最も一般的な呼称として抽象が普及した。また、抽象の出現により、それに対抗して再現的な表現を総括するために具象の概念が使われるようになった。 |
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