![]() |
|||
| データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。 | |||
|
なかの よしゆき 中野嘉之
京都市に生まれる。多摩美術大学で学び、横山操、加山又造の教えを受けた。一九七〇年に大学院を修了。在学時代から、新制作協会展に出品。新制作協会日本画部が創画会へと改組したのにともない、創画展に出品。また、所属の違う同世代の作家たちでつくる「横の会」展に参加した。九三年に創画会を離れた後、各地で行われた個展、グループ展で活躍し、京都美術文化賞や芸術選奨文部科学大臣賞を受賞している。二〇〇六年、平塚市美術館で「中野嘉之展」が開催された。現在、多摩美術大学教授として、後進の指導にあたっている。
カテゴリー:作家
フォトコラージュとは?【 美術用語 】 同一画面内に、異った二つ以上の映像を合成し、その効果によって異質なイメージの衝突を期待する手法。フォトコラージュはフォトモンタージュに先行し、ダダイストのリヒャルト・ヒュルゼンベックやラウール・ハウスマンらがキュビストたちのコラージュを発展させて開発した技法で1920〜30年代にかけて最も流行した。これは写真を切り抜いて、それを他の新聞の断片やデッサン等とともに、非論理的に貼りあわせるもの。この方法は、幻想や諷刺的な表現効果が得られ、政治宣伝、社会諷刺などダダイストたちの得意とするショック戦術のため好んで用いられた。フォトモンタージュは、合成写真ともいえるもので、二重ないしは多重露光によって撮影時に複数の影像を合成する場合と、引伸しの時点で、ネガを重ねて焼きつける手法とに大別される。この方法の代表的作家はジョン・ハートフィールドで、この手法により1930年代初頭にナチスを痛烈に諷刺した。また、これらの手法はマックス・エルンストによってシュルレアリスムにも用いられ、多く使用された。 |
||