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りくてんすたいん ロイ・リクテンスタイン
1923年アメリカに生まれる。1997年没する。ニューヨークのアート・ステューデンツ・リーグ、コロンバスのオハイオ州立大学に学ぶ。はじめは抽象表現主義風の作品を描いていたが、続き漫画の一コマを自らの手で忠実に拡大して描いた油彩画を1961年から65年にかけて発表し、ポップ・アートの代表的存在となる。写真製版のベン・デイ製版法の点の集合によって濃淡をつける技法を取り入れることで、印刷された漫画がそのまま拡大され、粒子を粗くしたような画面をつくる。1964年以降は、漫画や広告など既製のイメージを題材にするだけでなく、アール・デコの意匠を取り上げた作品や、抽象表現主義の荒々しい筆触を翻案した〈筆触〉の連作を発表。1970年から72年にかけては、抽象的表現の〈鏡〉の連作を制作。その後、未来派や表現主義など20世紀の前衛美術の作品を取り上げるなど自己の主題の拡大を試みている。版画や立体の制作でも知られている。73歳で死去。
カテゴリー:作家
ベラとは?【 作家名 】 ザイール南部にあるシャバ州の中心都市であるルブンバシ(旧エリザベトビル)は、銅やコバルトの産地として世界的に知られている。第二次世界大戦中にブラザビル(現コンゴの首都)で、軍務として現地の美術の保護に携わっていたブルターニュ出身のフランス人画家ピエール・ロマン=デフォッセが、チャド出身の従兵ベラを連れて、この地に入ったのは戦争末期のことであった。アフリカ人の芸術を保護、奨励することに深い関心を寄せていた彼は1944年、現地の人々を相手にしたアトリエ〈ル・アンガー〉を開設する。その最初のメンバーのひとりがベラであった。〈ル・アンガー〉では、デフォッセはただキャンバスと絵の具、それに場所だけを提供して、主題も構図も一切教えずに、もちろん西洋美術の画集に手を触れさせることもなく、もっぱら現地の人たちの自発性に委ねたといわれている。指先を使うベラの点描画法などは、実に個性的な手法であった。(「同時代のアフリカ美術」図録 1996年) |
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