![]() |
|||
| データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。 | |||
|
はーとりー マースデン・ハートリー
1877年アメリカに生まれる。1892年、クリーヴランド美術学校(オハイオ州)で、1898−99年、ニューヨークのW.M.チェイス・スクールで、1900年、ナショナル・スクール・オブ・デザインで学ぶ。1909年、アルフレッド・スティーグリッツの画廊「291」で最初の個展。1912年、デア・シュトゥルム主催の第1回「ドイツ秋のサロン」に参加。1913年、ニューヨークの「アーモリー・ショー」に出品。画家で詩人のハートリーは今世紀アメリカの最も重要な芸術家の一人である。メイン州やニュー・イングランドの風景画で有名たが、アメリカ国内やヨーロッパ各地にも旅行して制作した。ガートルード・スタインや、フランス、ドイツの知識人や前衛芸術家たちと交わったモダニストで、表現主義の画家としてもアメリカでは重要な存在だった。(「アメリカン・リアリズム」図録 1992年)
カテゴリー:作家
抽象芸術とは?【 美術用語 】 20世紀に生まれた非再現的な芸術の諸潮流を指す総称。広義には、芸術にみられる抽象的傾向全般を指し、新石器時代の装飾、古代エジプトやイスラム、ビザンティン、北方ヨーロッパなどの芸術を特徴づける幾何学文様、反自然主義的な様式化も含まれ、また、ヴォリンガーの説く抽象衝動による芸術に相当するものである。20世紀の抽象芸術は、フォーヴィスム、キュビスム、ドイツ表現主義などの世紀初頭の運動の論理的展開として生まれた。最初に抽象絵画を意図的に制作したのは、カンディンスキーで1910年とされる。また、彼の抽象芸術論は、その後の抽象芸術の進展に大きな影響を与えた。初期の抽象芸術には、マレーヴィッチのシュプレマティズム、タトリンの構成主義などロシア系芸術家の活躍が目立った。また、抽象芸術は大別して、色彩の表出力により人間の内的生命の直接表現に向う「熱い抽象」と、合理的幾何学形態により純粋造形に徹する冷たい抽象の二つの方向があり、それぞれに様々な運動を展開している。 |
||