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でぃ-べんこ-ん リチャード・ディーベンコーン
オレゴン州ポートランド生まれ。1993年没する。1940−1942年、スタンフォード大学、1943年、カリフォルニア大学バークレー校、1946年、カリフォルニア美術学校で学ぶ。カリフォルニア州ヒールズバーグ在住。ディーベンコーンはアメリカでは大きな尊敬を集めている画家である。同時代のデイヴィッド・パーク、エルマー・ビショッフ、ジェイムズ・ウィークスはベイ・エリアの具象絵画の重要画家である。今日ではディーベンコーンは〈オーシャン・パーク〉の抽象画でよく知られている。彼の具象絵画やドローイング、抽象画は今世紀の絵画の中でもひときわ表現力豊かで美しい作品に数えられる。(「アメリカン・リアリズム」図録 1992年)
カテゴリー:作家
アクアチントとは?【 美術用語 】 版画技法。銅版画は、凹版を製版する技法によって直刻法と酸腐蝕法に大別できるが、これは後者の内の一つ。まず銅板に粉末状のグラウンド(防蝕剤)を粗くまき熱して付着させ、その上に液状のグラウンドで描画する。これを酸腐蝕させると、描画部は残り、その背景には網目状の防蝕層を通過した酸によって徴細な点が刻まれる。グラウンドを除去し凹部にインキをつめプレス機で紙に刷り上げると、描画部は白く、背景には砂目状の徴妙な黒点が表われる。普通白く残したい部分から順に描画を重ね腐蝕を繰り返すので、描かれなかった部分はその度に腐蝕が進み、それを印刷すれば、砂目状の黒い調子が段階的に深まっていくことになる。アクアチントの語源は「水」であり、水彩画のように微妙な濃淡を表現できるという特徴を示している。17世紀前半にオランダで発明されたとされており、18世紀にフランス人ル・プランスによって確立された。同じ腐蝕凹版であるエッチングと併用されることも多い。 |
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