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たんじー

マーク・タンジー

1949年アメリカに生まれる。1974年、ハーヴァード・サマー・セッションで、75−78年、ニューヨークのハンター・カレッジで学ぶ。ニューヨーク市在住。寓意性や物語性が幾重にも層をなしているタンジーの絵画は、現代美術でも抜きん出て複雑な作品に類する。彼の絵画に込められたさまざまな意味を十分に読み解くには美術史と哲学の知識が求められる。(「アメリカン・リアリズム」図録 1992年)


カテゴリー:作家
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ベラとは?【 作家名 】

ザイール南部にあるシャバ州の中心都市であるルブンバシ(旧エリザベトビル)は、銅やコバルトの産地として世界的に知られている。第二次世界大戦中にブラザビル(現コンゴの首都)で、軍務として現地の美術の保護に携わっていたブルターニュ出身のフランス人画家ピエール・ロマン=デフォッセが、チャド出身の従兵ベラを連れて、この地に入ったのは戦争末期のことであった。アフリカ人の芸術を保護、奨励することに深い関心を寄せていた彼は1944年、現地の人々を相手にしたアトリエ〈ル・アンガー〉を開設する。その最初のメンバーのひとりがベラであった。〈ル・アンガー〉では、デフォッセはただキャンバスと絵の具、それに場所だけを提供して、主題も構図も一切教えずに、もちろん西洋美術の画集に手を触れさせることもなく、もっぱら現地の人たちの自発性に委ねたといわれている。指先を使うベラの点描画法などは、実に個性的な手法であった。(「同時代のアフリカ美術」図録 1996年)

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