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ご-いんぐす ラルフ・ゴーイングス
カリフォルニア州コーニング生まれ。1953年、オークランドのカリフォルニア美術工芸大学卒業。1965年、サクラメント州立大学で芸術修士号。ニューヨーク州シャーロットヴィル在住。ダイナー(簡易食堂)の店内の様子やそこで見かける静物を小ぎれいに、しかも精緻に描いたゴーイングスの絵画はフォトリアリズムの古典的存在である。1970年代の初めからピックアップ・トラックやファースト・フードのチェーン店を描くようになって以来、彼はフォトリアリズムの中心的画家の一人と考えられてきた。(「アメリカン・リアリズム」図録 1992年)
カテゴリー:作家
テンペラとは?【 美術用語 】 油と膠質が混じり合った乳剤(エマルジョン)で顔料を練り合わせた絵具。「混ぜ合わせる」という意味のイタリア語「テンペラーレ」(Temperare)に由来する。乳剤には、卵や無花果の乳液を使った天然のものと、カゼインと膠の混合溶液のような人工のものがある。歴史的には、卵テンペラが最も代表的なものであった。練り合わせ剤(メディウム)を使わないフレスコが広く普及した14世紀以降、フレスコと区別するため、メディウムを使う絵画を広くア・テンペラと呼んだが、油彩画が絵画の主要な位置を占めるようになった16世紀以降は、従来の卵を用いたものをテンペラと称するようになる。テンペラは乾きが早く、じょうぶで耐久性に富む絵具層をつくり、色調は油彩画よりも明るく鮮明である。しかし、色面の平塗やぼかしの技法には不向きで、線描的な性格を持っている。そのため、その欠点を補うためしばしば油彩画と併用して使われる。 |
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