ぐるぐるアートワード
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アペル



阿房宮図



アマタシャ



雨田光平



網打つ人 - II



編革ひもシートのインスブルック・ローデルそり



編物をする羊飼いの女(羊飼いの女、大)



アムステルダム国立博物館1







雨のために



アメリカセイ



アメリカの風景



荒井寛方



洗い髪



荒川修作



荒木寛畝



荒木十畝



荒木高子



荒木珠奈






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むらい まさなり

村井正誠

1905年岐阜県に生まれる。1999年没する。文化学院美術科に学び、在学中の1927年二科展に入選する。1928年文化学院を卒業すると同時にフランスに留学し、各地を旅行するかたわらアンデパンダン展に出品する。1932年帰国。1934年二科展から独立展に移るがすぐに退会し、同年、山口薫長谷川三郎らと美術団体「新時代」を結成する。1937年「新時代」を発展的に解消して自由美術家協会を結成する。第二次大戦後、1950年に自由美術協会を退会して山口薫、荒井竜男、植木茂らとモダンアート協会を結成する。黒を基調とする一時期をはさんで、太い色線、色面のオーバーラップさせた構成による抽象作品を発表、日本の抽象絵画の先駆者の一人と目される。各種の国際展に出品し、1962年現代日本美術展最優秀賞、東京国際版画ビエンナーレ展文部大臣賞などを受賞、国際的な活躍をみせている。1973年神奈川県立近代美術館で、79年和歌山県立近代美術館で回顧展が開かれる。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年)


カテゴリー:作家
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テンペラとは?【 美術用語 】

油と膠質が混じり合った乳剤(エマルジョン)で顔料を練り合わせた絵具。「混ぜ合わせる」という意味のイタリア語「テンペラーレ」(Temperare)に由来する。乳剤には、卵や無花果の乳液を使った天然のものと、カゼインと膠の混合溶液のような人工のものがある。歴史的には、卵テンペラが最も代表的なものであった。練り合わせ剤(メディウム)を使わないフレスコが広く普及した14世紀以降、フレスコと区別するため、メディウムを使う絵画を広くア・テンペラと呼んだが、油彩画が絵画の主要な位置を占めるようになった16世紀以降は、従来の卵を用いたものをテンペラと称するようになる。テンペラは乾きが早く、じょうぶで耐久性に富む絵具層をつくり、色調は油彩画よりも明るく鮮明である。しかし、色面の平塗やぼかしの技法には不向きで、線描的な性格を持っている。そのため、その欠点を補うためしばしば油彩画と併用して使われる。

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